中3自殺で遺族が町提訴、「誤った進路指導で追い込まれた」 広島・府中
毎日新聞 2018/12/20(木) 18:33配信
広島県府中町で2015年12月、町立中学3年の男子生徒(当時15歳)が誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、遺族が町に約6700万円の損害賠償を求める訴えを広島地裁に起こしていたことが分かった。
提訴は12月5日付。訴状によると、生徒は校長推薦が必要な私立高を志望。担任教諭が15年11月中旬の進路指導で、1年時に万引きしたとする記録に基づき、「推薦できない」と説明した。生徒は万引きに関与していなかったが、翌月、自宅で自殺した。
遺族側は「学校側の誤った進路指導によって自殺に追い込まれた。教員は自殺の予見が可能で、回避義務もあった」などと主張している。町は一定の責任があったと認め、佐藤信治町長は「改めて亡くなられた生徒に哀悼の意を表し、ご遺族に心からお悔やみ申し上げます。内容を十分に精査する必要があり、具体的なコメントは控えます」としている。【小山美砂】