青森県立高入試、理科で2度目の訂正/県教委

青森県立高入試、理科で2度目の訂正/県教委
デーリー東北新聞社 2019/3/13(水) 12:06配信

 青森県教委は12日、県立高校入試の浮力に関する理科の問題で正答基準を再訂正し、各高校に採点基準の変更を通知した。学校教育課は「合否判定には特に影響はないとみている。2回の訂正とイレギュラーな解答となり、受験生に申し訳なかった」とし、再発防止に努める方針を示した。

 入試は8日に実施。対象の問題は「大問5(2)イ」で配点は3点。県教委が当初解答として示した重力の大きさ(単位はN)は「1・20」で、9日発表の訂正では「1・16」を正答に追加した。再訂正では「1・15〜1・23」と範囲内の数値を正答とした。

 この問題は浮力の計算を応用するもので、中学教諭らから複数の答えがあるのではないか―という指摘を受け、県教委が改めて精査。その結果、答えを導く方法が複数あるほか、小数点以下の端数処理の方法を文中で指示しておらず、答えにばらつきが生じた。

 一方、県内の塾関係者は、正答が複数存在するとして「それではテストではない。勘で書いた子も正解になりうる。全員を正解にしたらいいのでは」と指摘した。

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