被害男児、損賠提訴 静岡の市立小いじめ問題
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 2019/3/19(火) 6:49配信
静岡市の市立小で2017年度に当時5年生の男児がいじめを受けた問題で、男児(12)が18日、中心的な加害者とされる当時の同級生や保護者、担任教諭、校長、静岡市を相手取り、慰謝料など約550万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴状などによると、男児は17年9月ごろから被告児童らに陰口や暴言を吐かれ、一部の児童から腹部を殴る、腕をねじるなどの暴行も受けたとされる。男児はその後不登校になり転校。めまいや吐き気などを訴え適応障害と診断された。原告側は担任教諭がいじめを受けて泣いた男児を見て笑うなど「男児をいじめてもよいという雰囲気をつくり出した」として教諭や校長、市の責任も指摘した。
同日、県庁で記者会見した男児の母(35)は「なぜうちの子が追い詰められなければならなかったのかを法廷で問いたい」と語った。田辺信宏市長は「現在、訴状が届いていないため具体的なコメントができないが、訴訟には丁寧に対応したい」との談話を発表した。