児童買春などで中学教諭懲戒処分、SNSに「小中高生募集」の書き込みも 群馬県教委

児童買春などで中学教諭懲戒処分、SNSに「小中高生募集」の書き込みも 群馬県教委
産経新聞 2019/3/20(水) 20:20配信

 群馬県教育委員会は20日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った少女を児童買春したとして館林市立多々良中の吹井克也教諭(36)を懲戒免職処分とし、SNSに援助交際を誘発する内容の書き込みを行った東毛地域の公立中の男性教諭(27)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。減給処分の男性教諭は、20日付で依願退職した。

 今年度の懲戒処分者は9人に上り、前年度と比べ5人増加した。県教委は、不祥事防止に向けたガイドラインを初めて作成し、4月から県内の各学校に配布する予定だ。

 県教委によると、吹井教諭は昨年11月、栃木県に住む当時16歳の少女が18歳未満であると知りながら、同県内のホテルで現金を支払い、みだらな行為をした。今年2月に児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで栃木県警に逮捕されていた。

 東毛地域の男性教諭は平成28年5月から8月ごろ、SNSに「小中高生募集します。お小遣いを用意しています」などと150回以上書き込み、市町村教委から指導を受けていた。29年4月に他市町村の公立中に転任した後、再び同様の書き込みを行っていたという。他県警のサイバーパトロールで発覚し、出会い系サイト規制法違反の疑いで書類送検された。

 県教委の笠原寛教育長は「教員による児童買春並びに援助交際を誘引する行為は、教職員全体の信用を傷つけ、教育に対する信用を損なう重大な行為で絶対に許されない」とコメントを発表した。

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