児童相談所の信頼性を大きく揺るがす…保護女児にわいせつ容疑で職員逮捕 「昼寝」の時間は1人で見守り
仙台放送 2019/8/3(土) 9:30配信
仙台市児童相談所の職員が、保護されていた女の子にわいせつな行為をした疑いで逮捕された事件を受け、仙台市の郡市長は、「深くお詫びしたい」と謝罪しました。児童相談所では「昼寝」の時間は1人の職員が見守りをする態勢だったということです。
仙台市 郡和子 市長
「誠に遺憾であり、大変重く受け止めているところ。被害に遭われたお子さん、保護者の方、市民の方々に深くお詫び申し上げます」
強制わいせつの疑いで逮捕された、仙台市児童相談所の児童指導員・工藤靖英容疑者(30)の身柄は2日午前、仙台地方検察庁に送られました。
警察によりますと、工藤容疑者は今年2月下旬から3月下旬、仙台市児童相談所に、一時保護されていた小学校入学前の女の子に対し、わいせつな行為をした疑いがもたれています。
工藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
安全・安心な場所であるべき、児童相談所の信頼性を大きく揺るがす事件。
仙台市の会見
「深くお詫び申し上げます」
仙台市は1日夜、緊急の会見を開きました。
仙台市によりますと、工藤容疑者は、2010年に保育士として採用され、仙台市内2ヵ所の保育所に勤務。去年4月に仙台市児童相談所に配属され、一時保護した子供の生活の世話や指導を担当していました。
仙台市児童相談所 一條明 所長
「特に幼児担当ではなく、入所しているすべての児童の生活指導や保育にあたっていました」
仙台市によりますと、女の子が児童相談所を出た後の今年4月下旬、保護者から児童相談所に、「娘が昼寝の時間に工藤容疑者にわいせつな行為をされたと話している」と相談があったということです。
仙台市児童相談所には養育上の理由などで一時的に保護した2歳ぐらいから18歳までの子供が生活する「保護所」があります。
小学校入学前の未就学児は男女一緒の「幼児室」で生活。
毎日午後1時から「昼寝」の時間があり、職員が「1人」で見守りを行っていました。
工藤容疑者もこの「見守り」を担当していたということです。
未就学児の場合、昼寝だけでなく、夜間の「見守り」も担当する職員に男女の区別はありませんでした。
仙台市は再発防止策として、未就学児の昼寝や夜間の「見守り」は女性職員に限定し、男性職員は担当しないよう改善したとしています。
仙台市 郡和子 市長
「児童相談所という施設は支援を必要とするお子さんやご家庭にとって命や安全を守らなければならないところ。二度とこうしたことを起こしてはならないと思っております。まずは、信頼の回復に向けて1つ1つ着実に対応を積み重ねていくしかないと思う」
警察は動機や余罪の有無について詳しく調べています。