採用試験の解答話す声、受験生待つ廊下に漏れる(埼玉)

採用試験の解答話す声、受験生待つ廊下に漏れる
読売新聞オンライン 2019/9/6(金) 9:17配信

 埼玉県教育委員会は3日、8月25日に行われた中学校教諭の教員採用試験で、試験員らが実技試験の問題の解答を含んだ内容について話し合う声が一部の受験生に聞こえていたと発表した。県教委は聞こえていた疑いのある問題について、受験した104人全員を正答とした。

 発表によると、同日午後、試験会場の県立総合教育センター(行田市)で、理科の実技試験を行うため受験生4人が廊下で待機していた際、試験室内にいた運営担当者と試験員2人が解答の評価基準について協議している声が漏れていた。4人のうちの1人から「試験員の声が廊下に漏れている」「公平性を保ってもらいたい」との申し出が2回あったが、そのまま試験を続けたという。

 同30日に県に匿名で投書が届き、発覚した。運営担当者と試験員は「会話の内容までは伝わっていないだろうと思った」と釈明しているという。

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