飛び降り「教員罵倒原因」当時高2女性、提訴 静岡地裁

飛び降り「教員罵倒原因」当時高2女性、提訴 静岡地裁
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 2019/10/3(木) 7:44配信

 静岡県中部の県立高校に通っていた2016年、校舎3階から飛び降りて重傷を負ったのは、男性教員の罵倒やどう喝で急性ストレス反応を起こしたのが原因だったなどとして、当時2年生だった県中部の女性(19)が2日、教員と当時の校長、県を相手取り、慰謝料など計550万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こした。関係者への取材で分かった。

 訴状によると、女性は他の生徒と研究グループを組み、当時40代の男性教員が指導担当だった。16年10月3日に研修があり、女性が1日に所用で欠席すると伝えると、教員は無料通信アプリLINE(ライン)に「非常識かつ失礼」などと書き込んだ。2日午前2時すぎに女性の携帯に何度も電話し、約50分間執拗(しつよう)に罵倒したという。

 研修当日には学校の一室で「お前は足手まといで役立たずだ。部活も生徒会も学校も辞めろ」と迫られ、女性は教室に戻った後、逃げたい一心で窓から飛び降りたという。女性は両手首を骨折するなどし、1カ月間入院。医師は診断書に飛び降りの原因を「教官から受けたストレスに起因している」と記した。

 原告側は教員について「パワハラの性質を帯びている」と主張。校長について、事故後に教員を異動させなかった措置に問題があったとした。

 県教委は「訴状の内容を確認し、対応を検討する」としている。

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