「仁憲高校」最初の情報提供者、いじめで転校へ

「仁憲高校」最初の情報提供者、いじめで転校へ
朝鮮日報日本語版 2019/11/13(水) 11:00配信

 ソウル市冠岳区の公立高校・仁憲高校で、教師が生徒に対して反日スローガンを強要する動画を撮影し、初めて情報提供した生徒がいじめられて転校手続きを取っていることが分かった。

 仁憲高校1年生のA君(16)は先月17日、同校の校庭で行われた「仁憲高校ランニング・ウォーキング広場」というイベントで、教師たちが生徒たちに反日スローガンを叫ばせている動画を3年生の生徒たちに送り、「公論化に手を貸してほしい」と要請した。この動画が公開されて以降、同校内のいわゆる「政治教師」たちの偏向教育・発言が世間で知られるようになった。

 ところが、同校や生徒らが12日に明らかにしたところによると、A君はこの2週間、精神的苦痛を訴え、先月末から登校しておらず、11日に教務室を訪れて「学業中断熟慮制」を申請した。学業中断熟慮制とは、小・中等教育法に基づき、学校不適応や学業中断の意思を明らかにした生徒に熟慮の機会を与える制度だ。A君は転校を決心してこうした手続きを踏んでいることが分かった。A君は周囲の人々に「仁憲高校にはもう希望がない」と話したとのことだ。

 A君を助けて政治偏向教育問題を提起していた生徒たちは、A君が決心した背景にいじめがあったと主張している。一部の生徒がA君の机に「お前のために仁憲高校が悪く言われている」「お前が事を大きくした」「学校をつぶそうとしている」「友達を売った」「記者を呼んだ」と赤い字で落書きされたという。ある生徒は「A君を外したクラスのグループチャットを作り、『これでうちのクラス全員が集まった』と言ったり、班ごとの活動では『A君と同じ班になるのはイヤだ』と目の前で言って屈辱感を与えたりした」と本紙に明らかにした。「いじめは教師の黙認・ほう助のもとで行われた」と話した生徒もいる。本紙はこれについて、学校側の見解を聞こうと校長らに数回連絡を試みたが、学校側の回答はなかった。

 学校内の政治偏向教育に反対する団体「学生守護連合」は12日、仁憲高校側に「不義に対して情報提供しただけで、生徒が校内でどんないじめを受け、精神的な暴力が振るわれるのか、その恐ろしさが明らかになった」として、いわゆる「政治教師」たちに公の場での謝罪を要求した。先月23日に奨学士(教育専門職公務員)約20人を派遣し、特別奨学活動を行ったソウル市教育庁は14日、大学修学能力試験(大学入試センター試験に相当)以降、結果を発表する予定だ。

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