飲酒運転、セクハラ、窃盗… 千葉県教委、3教員を免停職 19年度19件「襟正さねば」
千葉日報オンライン 2019/11/21(木) 11:21配信
千葉県教委は20日、教員による飲酒運転と生徒へのセクハラ行為、窃盗の不祥事で一挙に4人を懲戒処分した。うち1人が免職、2人が停職6カ月の重い処分となった。本年度の処分件数は既に19件に上り、前年同期に比べて5件多い。記者会見で吉野美砂子教育次長は「不祥事の再発防止に取り組む中、4件もの処分は誠に遺憾」と謝罪。沢川和宏教育長も取材に「襟を正さなければならない」と深刻に受け止めた。
◆焼酎飲んで運転
飲酒運転したとして懲戒免職になったのは旭市立第一中学校の岡野尚教諭(61)。
県教委によると、岡野教諭は10月21日夜、自宅で焼酎をロックで360ミリ程度飲んだ後、軽乗用車を運転し、コンビニにたばこを買いに行った。翌22日未明、帰宅中に銚子市内で電柱の支線に乗り上げて横転。銚子署員による呼気検査で基準値を超えた。
岡野教諭は県教委の聞き取りに「飲酒後の記憶が断片的」と答えているが、飲酒運転は認め「生徒、保護者、同僚に迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と話しているという。
◆生徒5人の体触る
自校の女子生徒5人へのセクハラで、県立旭農業高校の学年主任の男性教員(44)は停職6カ月。
県教委によると、男性教員は夏休み中の8月28日、LINE(無料通話アプリ)で個人的にやりとりしていた担当学年の女子生徒1人を、宿題が終わっていないとして登校させた。自家用車で生徒を自宅へ送る途中、車内で生徒の腰や髪の毛、耳やうなじを触った。
教員は腰を触ったのは「痛めているとのことだったから」、髪は「染めていたので様子を見るため」、耳は「ピアスの穴を開けていたため」で、いずれも「生徒指導上必要な行為」と考えて及んだと説明しているという。
車に乗せたのは、生徒の定期券が期限切れで、現金も持っていなかったためとしているが、県教委は車に乗せる行為も不適切との見方を示している。
教員は6〜10月、他の女子生徒4人の腰や尻も触るなどしていた。生徒たちが「人なつこく近寄ってくるのを振り払おうとした時に触ってしまったかも」と話しているという。
保護者が県教委に苦情を申し入れ、一連の行為が発覚。LINEも複数の生徒とやりとりしていた。退職意志は確認できていないという。監督責任があるとして同校の男性校長(59)を戒告の処分にした。わいせつ・セクハラ関係の処分は本年度8件目(うち監督責任3件)。
◆イベントに2度侵入
イベント会場に忍び込んで現金などを盗んだとして、県立流山南高校の女性講師(41)は停職6カ月。
県教委によると、講師は8月26日夜、大阪市内のファッションイベント会場で関係者以外立ち入り禁止の区域に忍び込み、廊下に置いてあったバッグから現金1万円やクレジットカード2枚を、近くにあった封筒からは関係者用の通行許可証四つを盗んだ。
翌27日には許可証を使い、窃盗目的で再び侵入。許可証二つを首に掛けているのを不審に思った関係者に呼び止められ、大阪府警に逮捕された。「イベントに関するグッズが欲しかった」と話しているという。10月まで拘留されていたため処分が遅れた。講師は依願退職した。