生徒に「なんかくさい」、椅子引いて転倒させる…講師「感情的になった」
読売新聞オンライン 2020/1/19(日) 9:34配信
熊本県教委は17日、ら教職員3人の懲戒処分を発表した。体罰による不祥事が相次いでいることを受け、県教委は、懲戒処分の基準を厳格化するなど対策に乗り出す。
発表などによると、戒告の処分を受けた特別支援学校の講師は副担任をしていた昨年6〜10月頃、中学部の男子生徒の手をテープで縛ったり、カーテンに隠れて尻を蹴ったりした。このほか、座ろうとした椅子を引いて転倒させたり、「なんかくさい」などの暴言を浴びせたりした。
県教委に対し、「指導を聞き入れないことに感情的になった」と説明し、退職の意向を示しているという。
このほか、男子児童を平手打ちし、人吉簡裁から罰金5万円の略式命令を受けた球磨教育事務所管内の公立小男性教諭(31)と、男子児童の後頭部を平手でたたいた菊池教育事務所管内の公立小男性教諭(60)も、それぞれ戒告処分とした。