生徒にSNSで個人的メッセージ 教員処分3件 岡山県教委公表せず

生徒にSNSで個人的メッセージ 教員処分3件 岡山県教委公表せず
毎日新聞 2020/2/28(金) 10:06配信

 女子生徒とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や携帯電話のメッセージ機能を使って個人的にやりとりしたなどとして、2018年10月〜19年12月に岡山県立高校の男性教員が処分される事案が3件あったことが、県教委への取材などで分かった。いずれも訓告処分だったが、県教委は「公表基準に当たらない」として発表していなかった。【林田奈々】

 毎日新聞が情報公開請求で入手した文書などによると、18年10月に処分を受けた男性教員は、実習で連絡を取るためとして、教員が校長の許可を受けずに女子生徒から携帯電話の番号を聞き出した。その日から毎日のようにメッセージを送り始め、生徒からの返信が無くなった後も一方的にメッセージを送信し続けていた。また、計4回にわたり、校内の密室で2人きりの状態で話をしたり、食事をしたりしていた。生徒の友人から情報提供があって発覚した。

 19年1月には、担当する部活動の女子部員に対し、緊急連絡用に取得していた電話番号やメールアドレスを利用して不急のメールやSNSでのやりとりをしたほか、自家用車内で足のマッサージをして不快な思いをさせたなどとして男性教員が処分を受けた。また、同年12月にも男性教員が管理職に無断で自らの携帯電話番号を女子生徒に教えてSNSでやりとりしたほか、駅までの送迎などで数回自家用車に同乗させたとして処分された。

 県教委は「携帯電話は便利である半面、個人間のやりとりになってしまい、不祥事に発展する可能性があり、好ましくない」としており、11年10月に児童・生徒の携帯電話に電話やメールをすることの原則禁止を通知。児童や生徒に連絡する必要がある場合には公用の電話・メールを用いて保護者を通じてすることや、緊急時の連絡先として携帯電話の番号を伝える際は事前に所属長と保護者の許可を得るなどの基準を設け、研修でも呼びかけていた。県教委は「繰り返し注意喚起し、ルールのさらなる徹底を図りたい」としている。

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