教え子の女子生徒を盗撮、元コーチに懲役4年の実刑

教え子の女子生徒を盗撮、元コーチに懲役4年の実刑
TBS News i 2020/3/2(月) 19:45配信

 指導していた女子生徒らの着替えを盗撮した罪に問われたサッカークラブの元コーチに、懲役4年の実刑判決が言い渡されました。

 東京・荒川区のサッカークラブの元コーチ、石尾潤被告(29)はおととし4月ごろ、指導していた女子生徒と性行為に及んだほか、去年8月まで1年間にわたって事務所や合宿先の浴室などで生徒らの着替えの様子を盗撮するなどした罪に問われました。

 2日の判決で東京地裁は「被害者を指導する立場を悪用した相当卑劣で悪質な犯行」「30人を超える被害者と親御さんの多くが厳罰を求めている」として、石尾被告に懲役4年の実刑を言い渡しました。

 判決の最後に裁判長は「自分のしたことの重大さについて刑務所の中で理解を深めるようにしてください」と説諭しました。(02日18:08)

 7月、石尾容疑者は指導していた中学2年の女子生徒にこう声を掛け、チームの事務所兼自宅に呼び出し、女子中学生が裸になってブラをつけるシーンを動画で盗撮した。室内には無造作に置かれた机や椅子の他、あちこちに複数のカメラが仕掛けられ、さながら盗撮部屋のようで、さまざまなアングルから、女子中学生の姿態を撮影できるようになっていた。
「合宿には石尾容疑者と別の女性引率者、30人ほどの女子中学生が参加していました。初めて利用するこぢんまりした旅館で、貸し切り状態だった。大浴場は全員が入り切れないほどの広さです。8日午後6時ごろ、女子中学生らが脱衣所の壁に不自然に取り付けられているフックに気づいた。スマホの画像の件もあったため、石尾容疑者を問い詰めたところ、フック付きの小型カメラを設置したことを認め、自ら捜査を進めていた南千住署に出頭した。残された生徒たちはショックを受けた様子で、かわいそうでした。那須塩原署が9日に逮捕し、同時に南千住署が自宅をガサして、今回の動画が保存されたUSBが出てきた」(捜査事情通)

 石尾容疑者は東京・荒川区のサッカークラブでコーチを務めていましたが、捜査関係者によりますと、今年7月3日の午後6時ごろ、指導していた女子中学生にこう声をかけ呼び出したといいます。
 「スポーツブラの試着をしてほしい」(石尾容疑者)
 石尾容疑者は事務所の部屋に複数の小型カメラをしかけ、女子中学生の着替えの様子を盗撮。その動画を保存していたということです。
 3年以上前から熱心に女子チームを指導していたという石尾容疑者。先月にも、夏合宿を行った栃木県那須塩原市の旅館で、盗撮を試みていました。石尾容疑者は、浴室の脱衣所の壁にフック型の小型カメラを設置。しかし翌日、女子中学生らがそれまで無かったフックに違和感を感じ、カメラを発見しました。石尾容疑者は女子中学生らに追及され、警察署に自ら出頭、逮捕されました。

逮捕されたのは、NPO法人スポーツカントリーアンビスタ代表理事で、女子サッカー指導者の石尾潤容疑者(29)。
石尾容疑者は、8日午後6時ごろ、自身がコーチを務める中学生女子サッカーチームの合宿先である栃木・那須塩原市の旅館で、盗撮目的で浴場の脱衣所の壁に小型カメラを設置した疑いが持たれている。

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