高校入試の合否名簿、教諭が教室に置き忘れ生徒に流出 スマホ撮影も
京都新聞 2020/3/12(木) 8:00配信
滋賀県甲賀市の市立中で、2月に実施された滋賀県内の私立高入試の合否が記された3年生のクラス名簿を担任教諭が教室に置き忘れ、受験生徒全員の合否情報が一部生徒に流出していたことが11日、関係者の話で分かった。名簿をスマートフォンで撮影した生徒もいたという。
関係者によると、流出は合格発表直後の2月上旬、保護者から中学への指摘で発覚。教員が直ちに全保護者に経緯説明と謝罪を行い、撮影した当該生徒に対しては画像消去を求め、その場で消去を確認した。
名簿は机の上に置いてあり、担任がいない間に複数の生徒が見ていた。撮影画像のやりとりや外部への拡散はなかった、という。
市教育委員会の報告を受け、県教委が教諭の処分を検討するとみられる。市教委は「個人情報の管理を徹底させ、再発防止に努める」としている。