痴漢繰り返した教諭を懲戒免職 無許可副業の高校実習助手も 大阪府教委
毎日新聞 2020/7/10(金) 17:51配信
大阪府教委は10日、電車内で痴漢行為を繰り返したとして府立吹田支援学校の男性教諭(30)を懲戒免職処分にした。「性的欲求を満たすためだった」と話しているという。
男性教諭は6月5日朝、大阪メトロ御堂筋線の車内で同じ車両にいた女性に自分の股間を押しつけたのを府警鉄道警察隊員に目撃された。女性が被害届を出さなかったため検挙されなかったが、府教委の調べに対し、採用された2017年度以降、他に7回の痴漢行為をしたと認めた。
府教委は「女性の人権を侵害するもので言語道断。公立学校に対する信頼を回復できるよう服務規律の徹底を図り、不祥事防止に取り組む」としている。
また、府教委は12〜18年度に海水浴場のライフセーバーなど、校長に無許可で計231回の副業を繰り返したなどとして、府立大塚高の男性実習助手(56)を懲戒免職処分にした。うち10回は水難救助の講師依頼を受けたNPO法人に対し、学校に無断で勤務先のプールや教室を使用させ、報酬として9万5000円を受け取っていたという。【石川将来】