児童が不登校の間の教材などを紛失 教諭体罰問題の小学校 三重・津市

児童が不登校の間の教材などを紛失 教諭体罰問題の小学校 三重・津市
CBCテレビ 2020/10/8(木) 12:10配信

 三重県津市の小学校で男子児童が教諭からケガをさせられ、1年以上不登校になっている問題で、学校が児童に渡すはずの教材の一部を紛失していたことが分かりました。

 この問題は去年9月、津市の公立小学校で、男性教諭が当時4年生の男子児童の腕を掴み大声を出したものです。

 児童の腕にはアザが残り、これらが原因で児童はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、いまも不登校になっています。

 「私がどれだけ『教材を出して欲しい』と(学校に言っても)… 一度不登校になった子が学校に戻れた時に、学習が遅れてしまうと2回目の挫折につながる」
 (男子児童の母親)

 男子児童の保護者らによりますと、去年12月、児童が不登校となっている間の教材やテストなどの提供を求めたところ、学校が紛失していたことが新たに分かりました。

 津市教育委員会はCBCの取材に、「紛失したものは新たに準備して、ことし5月に渡した」としていますが、保護者は「児童の遅れた学習に対するケアは一切なく、丸投げされている」と怒りを露わにしています。

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