教員が自分の「わいせつ危険度」をチェックシートで点検…県教委導入へ
読売新聞オンライン 2020/12/1(火) 22:02配信
教職員によるわいせつ行為が静岡県内で相次いでいることを受け、県教育委員会は、性行動について逸脱した考えを持っていないかを教員自身が点検するチェックシートを近く導入する。犯罪心理学の専門家らが作ったもので、県教委主導で個々人の犯罪性向を知ってもらう取り組みは、事態の深刻さを示している。
県教委が導入するチェックシートは、「児童などへの指導のために、頭、肩などに触れることがある」「仕事がうまくいかず苦痛や焦りを感じたり、ミスをすることが増えた」「職場に相談できる人がいない」といった30問程度を用意する。選択式で回答し、危険度が高い「赤信号」、注意が必要な「黄信号」になっていないか自己判断することができるという。
県教委は全職員にチェックを受けてもらうことを想定している。女性職員を含めるかなど詳細を検討することにしている。
県内では今年度も教職員によるわいせつ行為が相次いでおり、11月には沼津市内の中学校教頭の男が少女をわいせつ目的で誘拐した容疑などで逮捕された。このほか、わいせつな画像をSNSにアップした県東部の小学校教諭と、女性のスカート内を盗撮した県西部の中学校教諭がそれぞれ懲戒処分を受けた。
県教委はこれまで、問題を起こした教職員と臨床心理士が面接し、聞き取った内容を分析するなど再発防止策を講じてきた。それでも問題は続いており、教職員に自分の性向を知ってもらって抑止することが必要と判断した。長野県をはじめ他県でも同様の取り組みが行われているという。