15年前に女子生徒と交際、わいせつ行為 50代の高校教諭を懲戒免職
神戸新聞NEXT 2020/12/22(火) 15:56配信
兵庫県教育委員会は22日、15年前に教え子にわいせつな行為をした県立高校の50代の男性教諭を懲戒免職処分にした、と発表した。
男性教諭は2005年4〜12月、教え子だった18歳未満の女子生徒に、自宅でわいせつな行為をしたとされる。女子生徒のクラスの授業を担当しており、2人は当時交際していたという。同教諭は処分前まで、神戸市内の別の県立高校に勤務していた。
昨年10月、女子生徒だった女性から県教委に「教師のわいせつ関連のニュースを聞いていて、こういった被害が増えないようにという思いで連絡した」とのメールがあり、発覚した。男性教諭は「当時は将来結婚するつもりだった。不快な思いをさせていたのなら謝罪したい」と話したという。
県教委が15年前の事案で懲戒免職にするのは異例。同教委は児童生徒へのわいせつ行為が認定された場合、すべて免職と規定している。「合意であっても、18歳未満へのわいせつ行為は許されない。懲戒処分に時効はない」としている。
一方、兵庫県青少年愛護条例は、みだらな性行為の罰則を「2年以下の懲役または100万円以下の罰金」と規定。刑事訴訟法は、この罰則に対応する公訴時効を3年としている。