教育委員会の職員、役場の女子トイレにスマホ設置 停職1年の処分
神戸新聞NEXT 2021/2/13(土) 16:47配信
兵庫県佐用町は12日、盗撮目的で町役場内の女子トイレにスマートフォンを設置したとして逮捕された同町教育委員会の男性室長補佐(49)を停職1年の懲戒処分にしたと発表した。
町によると、男性は昨年12月、役場本庁舎3階の女子トイレの換気扇内にスマホを設置。同僚の女性が発見した際、室長補佐の立場を利用して上司への報告などをさせず、警察へ届け出たよう装った。回収したスマホのデータを削除し、破損させた上で後日自ら佐用署に届け出たが、今月2日、県迷惑防止条例違反容疑で同署に逮捕された。
姫路区検は12日付で、建造物侵入と県迷惑防止条例違反の罪で略式起訴し、姫路簡裁は罰金刑(30万円)の略式命令を出した。男性は起訴内容を認めているという。(勝浦美香)
兵庫県佐用町の役場にある女子トイレにスマートフォンを置いた疑いで、町の職員の男が逮捕されました。
佐用町教育委員会事務局の職員・寺田良和容疑者(49)は、去年12月、佐用町役場の女子トイレに自身のスマートフォンを設置した、兵庫県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。
警察によると、トイレで音がしたのを不審に思った女性職員が、天井の換気扇の中にスマートフォンが置かれているのを見つけたということです。
その後、寺田容疑者が「私が警察に持っていく」と女性職員に告げてスマートフォンを回収し、翌日、警察に届け出ましたが、スマートフォンには前日になかった“ひび割れ”などがあったということです。
警察は寺田容疑者の認否を明らかにしていませんが、町の調査に対して盗撮を否定していたということです。