信じられない校長先生…車内で飲酒、信号無視

信じられない校長先生…車内で飲酒、信号無視
2010年7月15日10時14分配信 読売新聞

 警察の職務質問を避けようと、信号無視をしながら乗用車で逃走したとして兵庫県警網干署は13日夜、姫路市立大津中(姫路市大津区長松)の男性校長(60)を道交法違反(信号無視)の疑いで現行犯逮捕した。

 男性校長は「500ミリ・リットル缶のチューハイ1本を車内で飲んでおり、発覚すると問題になると思って逃げた」と供述しているという。

 発表によると、校長は同日午後9時30分頃、同市網干区新在家の駐車場で、署員の職務質問を逃れようと停車中の乗用車を急発進させ、信号無視をしながら約10キロ逃走。車を乗り捨てた後も約100メートル走って逃げたが、追跡した署員に取り押さえられたという。

 校長の呼気1リットル当たりのアルコール分は、基準値以下の0・05ミリ・グラムだった。

 市教委は14日、原俊一・学校教育部長らが記者会見。原部長は「多くの関係者にご迷惑をおかけし、申し訳ない」と頭を下げた。出席しなかった松本健太郎教育長は「教職員に交通法規の順守を徹底し、市民の信頼回復に努めたい」とのコメントを出した。

 市教委によると、市立小中高の現職校長が逮捕されたのは記録の残る1993年以降初。校長は13日午後から県内の地区代表の校長が集まる会議のため、神戸市に出張していたという。

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