〈独自〉中学生誘拐の中学教諭、女子高生買春でも逮捕 警視庁
産経新聞 2021/3/2(火) 1:16配信
会員制交流サイト(SNS)で知り合った女子中学生をホテルに連れ込んだなどとして、未成年者誘拐容疑で逮捕された中学教諭の男が、女子高生にもみだらな行為をしていた疑いが強まり、警視庁は1日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で男を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男の携帯には履歴を削除した証拠隠滅の形跡があり、SNSを利用し少女らと連絡を取っていたとみて調べる。
再逮捕された男は、東京都中野区立中で理科を担当していた船山恭宏(やすひろ)容疑者(43)=練馬区南大泉。再逮捕容疑は昨年8月下旬から今年1月下旬までの間、複数回にわたり茨城県土浦市内のホテルで女子高生(17)が18歳未満と知りながら現金を渡し、みだらな行為をしたとしている。2人はSNSを通じて知り合ったとみられる。
船山容疑者は、SNSに「家出したい」と書き込んだ女子中学生を都内のホテルに連れ込んだなどとして竹の塚署に2月、未成年者誘拐容疑で逮捕された。
女子中学生には「泊まるところのお金を出してあげるよ」などとメッセージを送って誘い出していたとみられるという。「あわよくばと思った」などと、わいせつ目的を示唆。その後の捜査で実際にみだらな行為をしていた疑いもあることも判明し、未成年者誘拐と都青少年健全育成条例違反の罪で起訴されていた。
SNSで知り合った女子中学生を誘拐した疑いで、東京・中野区の現役中学校教師が逮捕された。
教師がSNSで知り合った中学生を誘拐
女子中学生を誘拐した疑いで逮捕された船山恭宏容疑者(43)。現役の中学教師だった。
中学教師が女子中学生を誘拐するという驚きの事件は、2020年7月下旬に起きた。
女子中学生が買い物に行くと言って外出したまま2日間帰宅しなかったため、母親が行方不明届を提出。
女子中学生は東京・葛飾区内のホテルに一人でいたところを警察に保護された。
その後、周辺の防犯カメラ映像などから船山容疑者が浮上し、2月2日に未成年者誘拐の疑いで逮捕された。
船山容疑者は、東京・中野区の区立中学校に勤務。
3年生に理科を教え、バレー部の顧問をしていた。
石竹爽馬記者:
卒業生などによると、船山容疑者は部活も勉強も親身になって指導する、非常に熱心な先生だったということです
事件の発覚を恐れ履歴削除を指示
その舩山容疑者が、今回 別の中学校に通う女子生徒を誘い出した手口。
それは、SNS上で交わされた次のようなやりとりだった。
女子中学生「家出をしたい」
船山容疑者「泊まる所のお金を出してあげるよ」
女子中学生の書き込みに対し、このように応じた船山容疑者。
その後、誘い出した女子中学生を2日間にわたり、2軒のホテルに連れ込んだとみられている。
さらに、事件の発覚を恐れ、次のように指示したという。
「SNSの履歴を削除しろ」
中野区の教育長は、「誠に遺憾で心よりおわび申し上げる」とコメント。
再発防止と信頼回復に取り組むとしている。
船山容疑者は、警視庁の調べに容疑を認め、動機についてこう供述しているという。
「あわよくば性行為をしようと思った」
警察は余罪についても調べを進めている。
(「イット!」2月3日放送より)