元准教授「先生止められず申し訳ない」大学病院で上司と共謀し診療報酬騙し取った罪 懲役2年6ケ月を求刑
東海テレビ 2021/3/24(水) 20:34配信
カルテを改ざんし、上司の教授と共に診療報酬をだまし取った罪に問われている三重大病院の元准教授の裁判で、検察は懲役2年6か月を求刑しました。
三重大病院・臨床麻酔部の元准教授・境倫宏被告(48)は、手術の際に実際には使っていない薬剤を患者に投与したように装い、電子カルテを改ざん。上司だった元教授の亀井政孝(54)被告と共謀し、診療報酬およそ84万円をだまし取った罪に問われています。
24日の被告人質問で、境被告は「自分がやっていなければ、こうならなかった」「亀井先生を止めることができなくて申し訳ない」と話しました。
検察側は「犯行は長期間にわたり常習的」として懲役2年6ケ月を求刑。弁護側は「立場上、上司の亀井被告に逆らうことができなかった」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は4月22日に言い渡されます。