不十分なら”北海道教育委員会”が追加調査へ…「いじめ対応」方針示す 女子中学生の調査終了めどは不透明
北海道ニュースUHB 2021/9/17(金) 19:55配信
北海道旭川市の女子中学生が遺体で見つかり旭川市教育委員会がいじめの有無を調査している問題に関連し、北海道教育委員会は9月17日、必要に応じて法律に基づく調査をし、再調査をする可能性を示しました。
この問題は3月、旭川市の公園で当時14歳の広瀬爽彩さんが遺体で見つかったもので、旭川市教育委員会が「いじめの重大事態」と認定し、第三者委員会を設置して調査を進めているものです。
17日に開かれた道議会で自民党・道民会議の三好雅道議がこの問題に言及し、北海道教育委員会として「いじめの問題」へ対応する姿勢をただしました。
北海道教育委員会の倉本博史教育長は「万が一、早期解決が図られず重大事態となった場合には、第三者の調査が適正に実施されるよう市町村教委に指導・助言するとともに、必要に応じて『地方教育行政法』や『北海道いじめの防止等に関する条例』に基づき調査を行う」と説明。
市町村の教育委員会の調査が不十分だったり、被害者側が不服としたりした場合に、必要なら北海道教育委員会が再調査を実施する可能性を示唆しました。
また、旭川市に対し「事実の全容解明や再発防止を目的に旭川市教委の調査が迅速かつ適正に行われるよう引き続き指導・助言していく」と話し、いじめの根絶に向けて指導を徹底していく考えを示しました。
この問題を巡っては、5月に旭川市教委が設置した第三者委員会の初会合が開かれ、8月に遺族側の代理人弁護士が手記を公表。市や第三者委員会に対し、調査の進捗状況や情報提供が少ないことへの不信感をあらわにしました。
丁寧な説明を求める文科相からの指導もあり、旭川市教委は8月下旬に進捗状況を説明する会見を開きましたが、女子生徒の関係者への聞き取りがまだ行われていないこと、調査終了のめどが立っていないことなどが明らかになっています。
道議会での回答は、この件も含め今後いじめに関する調査が不十分だという声があがった場合に、さらに調査をする姿勢を示したもので、実施されればいじめ防止対策推進法の制定後、北海道内で初めてのケースとなります。
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