小学校教師がわいせつ写真合成し、公務員を脅す=山東

小学校教師がわいせつ写真合成し、公務員を脅す=山東
サーチナ 2012年10月18日(木)15時40分配信

 中国でわいせつな写真を合成して複数の公務員から金品を脅し取ったとして、被告の男に対する懲役3年6カ月、罰金1万元(約12万6000円)の刑が確定した。被告は判決を不服として控訴していたが、二審の山東省泰安市中級人民法院(裁判所)が一審判決を支持した。被告は犯行当時、小学校教員を務めており、犯行の動機を「生活の改善のため」と説明した。中国新聞社が報じた。

 被告は今年34歳で、青島膠南市内の小学校で教員を務めていた。被告の実名は伝えられていない。「生活の改善」を考えて、ウェブサイトに掲載されている公務員の写真を利用して、「わいせつな写真」を合成した。

 被告は宅配便を使って、写真を公務員2人に送りつけ、それぞれに現金4万元を要求した。写真を送りつけられた公務員のうち1人の通報を受けて警察が捜査した結果、被告の犯行と断定した。

 一審の泰安市泰山区法院は、「犯行の意志は明らかだったが犯行は未遂だった」、「警察などの取り調べについて犯罪行為を供述した」との理由で「既遂の場合よりも刑を軽くした」と説明し、被告に懲役3年6カ月、罰金1万元を言いわたした。

 被告は判決を不服として控訴したが、二審の山東省泰安市中級人民法院(裁判所)が一審判決を支持したため、刑が確定した。(編集担当:如月隼人)

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