川口市小2いじめ、学校設置の対策委でメンバーが決まらず半年間も“放置状態”

川口市小2いじめ、学校設置の対策委でメンバーが決まらず半年間も“放置状態”
校長は話し合いの途中で「もういい加減、眠くなった」
文春オンライン  渋井 哲也  2021/10/18

 この頃、保護者が市教委と電話で話をしているとき、警察がいきなり自宅を訪問してきたことがあった。保護者が不安定になっていると思い込んだ教頭が、警察と児童相談所に電話をしたというのだ。保護者は振り返る。

「警察が来たときには、息子はすでに学校へ向かっていました。主幹教諭に確認をすると、『市教委の了承を得ている』と言ったんです。いったい、誰に了解を得たのでしょうか? 息子の件を担当している職員は電話中でした。市教委の了承を得ているのなら、校長の判断か、少なくとも校長は事情を知っているはず。訪問した警察も『どうして学校が連絡をしてきたのかわからない』と言っていました。市教委の指導課長に確認すると、『報告を受けていない』と言っていました。学校側が勝手に“市教委”の名前を使ったのでしょうか? 息子が不安定だったことを家庭の責任にしようと思ったのではないでしょうか」

 その後、Aくんは5月6日から不登校が続いている。

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私が見る限り、川口市と仙台市はいじめ問題のワースト記録を競っているとしか思えない。

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