児童4人に背中が赤くなるほど平手打ち 再任用教諭ら計3人を懲戒処分 兵庫県教委
神戸新聞NEXT 2022/3/8(火) 17:18配信
兵庫県教育委員会は8日、担任する児童に対し、体罰など不適切な指導を繰り返したとして、播磨西地区の特別支援学校の男性教諭(62)を停職1カ月とするなど、計3件の懲戒処分を発表した。
教諭は2021年度、高学年の男子児童4人に対し、注意後も姿勢を正そうとしなかったことを理由に背中が赤くなるほど平手でたたくなどの体罰を行った。また机上に置いた眼鏡を児童につかまれた際におでこをはじこうとした中指が鼻に当たり、その後児童は鼻血が出たという。校長が別の教諭たちから聞き取って発覚した。教諭は再任用で、3月末で任期が切れるという。
西脇市立小学校の男性臨時講師(63)は今年1月20日、特別支援学級で6年生の男子児童につかみかかられたことなどから、腹部を膝で蹴った。減給10分の1(3カ月)となった。
ほかに、路上を自転車で通行中の女性に対し、腕や肩をつかみながら約1キロつきまとい、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された尼崎市立小学校の男性臨時講師(21)を減給10分の1(1カ月)とした。
(綱嶋葉名)