宮城学院女子大准教授が論文盗用 停職1カ月の懲戒処分

宮城学院女子大准教授が論文盗用 停職1カ月の懲戒処分
河北新報 2022/4/18(月) 19:02配信

 宮城学院女子大は18日、学芸学部の女性准教授が2017年の同大研究紀要で発表した論文に盗用があったことを明らかにした。同大は准教授を停職1カ月の懲戒処分とし、論文の取り下げを勧告した。

 同大によると、准教授の論文について(1)先行論文と極めて類似する表現が多数ある一方、引用を示す記載がない(2)他の論文では引用が適切に記載されている―ことを確認。故意による盗用と判断した。

 盗用された論文の執筆者から昨年3月に指摘を受け、同大が調査していた。准教授から処分に対する不服申し立てはなく、反省の意を示しているという。

 同大は「今回の事態を厳粛に受け止めて研究倫理教育の徹底を図り、全学を挙げて再発防止に取り組む」とのコメントを出した。

シェアする

フォローする