帯広農業の35歳の教諭を起訴、交際していた女性教諭を殺害…それぞれ妻、夫がいた2人「別れ話でもめた。関係に疲れた」

帯広農業の35歳の教諭を起訴、交際していた女性教諭を殺害…それぞれ妻、夫がいた2人「別れ話でもめた。関係に疲れた」
HBCニュース 2022/7/13(水) 16:00配信

 ことし5月、北海道帯広市で、元同僚の女性教諭を殺害、遺体を雑木林に埋めたとして逮捕されていた帯広農業高校の教諭の男について、釧路地方検察庁は、殺人などの罪で起訴しました。

 殺人と死体遺棄の罪で起訴されたのは、帯広農業高校の教諭、片桐朱璃(しゅり)被告35歳です。
 片桐被告は5月30日午前4時半ごろ、帯広市の商業施設の駐車場の車内で、北見市の高校教諭、宮田麻子さん47歳の首を絞めて殺害、同じ30日の午後8時ごろ、帯広市南町の公園の雑木林に宮田さんの遺体を埋めた疑いで逮捕されていました。

 2人は3月までオホーツク地方の高校の同僚で、それぞれ妻、夫、子どももいる既婚者でしたが、交際していました。
 
 事件は5月30日、宮田さんの夫から「きのう(5月29日)午後に妻が外出してから戻らない」という相談で発覚し、夫の話から片桐被告が浮上。
 警察が5月31日、片桐被告に事情を聴くと、当初は関与を否定したものの、6月1日になって宮田さんの遺棄を認め、供述通り、雑木林から宮田さんの遺体が見つかっていました。
 宮田さんの死因は、首を圧迫されたことによる窒息死でした。

 警察は、殺人の疑いでも調べをすすめ、6月22日、容疑が固まったとして片桐被告を再逮捕しました。
 捜査関係者によりますと、動機などについて片桐被告は「別れ話でもめた。宮田さんとの関係に疲れ、首にシートベルトを巻き、絞めて殺した」などと話し、殺人の容疑についても認めていたということです。

 片桐被告は、宮田さんの車の中で宮田さんを殺害後、勤務先の高校に出勤してスコップを用意、遺体を埋めていました。
 また、宮田さんのスマートフォンや財布などの所持品を焼き、捨てていた上、自分のスマートフォンの通話履歴や、LINE(ライン)でのやりとりの履歴も削除するなど、隠蔽工作もしていたとみられています。

 釧路地検は起訴後、片桐被告が宮田さんの車の後部座席のシートベルトで首を絞めて殺害したことを明らかにしました。一方で、いつ、殺意を抱いたのかなどは、明らかにしませんでした。

7月13日(水)午後4時00分配信

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