拾った財布から現金盗んだか 小学校教諭を懲戒免職 都教委
NHK 首都圏のニュース 2022年08月09日 18時58分
東京・八王子市の市立小学校に勤務する27歳の男性教諭がカラオケ店で拾った財布から現金2万4000円を盗んだとして、懲戒免職の処分となりました。
懲戒免職となったのは、八王子市立第八小学校に勤務する田中悠生教諭(27)です。
都の教育委員会によりますと、教諭はことし1月、池袋駅前のカラオケ店で拾った他人の財布を交番に届ける途中で、現金2万4000円を抜き出して盗んだとして、窃盗の疑いで書類送検され、その後、起訴猶予となりました。
財布が交番に届けられた当日、警察から連絡を受けた持ち主が紙幣がなくなっていたことに気付いて、発覚したということです。
教諭は事実関係を認めているということで、都の教育委員会は9日付けで懲戒免職の処分としました。
都の教育委員会の調査に対し、教諭は「教職に携わるものとしてあってはならないことをしてしまった。被害者のほか、児童や保護者にも迷惑をかけて申し訳ない」と話しているということです。
このほか、都の教育委員会は、23区内の高校に勤務する41歳と36歳の男性教諭が、出張の際、自家用車で移動したにもかかわらず、公共交通機関を使ったとうその申請をして、それぞれおよそ7000円と3000円を不正に受け取っていたとして戒告の懲戒処分としました。