平手打ちされた生徒の鼓膜が破れるけが 県立高校の教師を懲戒処分 三重
メ〜テレ（名古屋テレビ） 2023/3/23(木) 20:09配信
机の周りを整理するよう求めた指導に従わなかった生徒に腹を立てて頬をたたき、生徒にけがをさせた三重県立高校の教師が懲戒処分を受けました。
23日付けで戒告の懲戒処分を受けたのは県立高校の男性教師（61）です。
教育委員会によりますと、男性教師は2月、担任する1年の生徒3人に対し、机の周りのプリントなどを整理するよう指導しましたが改善されなかったため改めて指導する際、3人の生徒の頬を手のひらでたたきました。
このうち一人は病気の治療のために耳につけていたチューブがずれたことで鼓膜が破れ、全治2週間のけがをしました。
ＳＮＳに体罰を行う動画が投稿されているのをみた別の生徒の保護者が学校に連絡したことを受けて調査が行われ、教育委員会は23日男性教師を戒告の懲戒処分としました。
男性教師は「指導を理解してもらえず腹が立った」「深く反省している」と話しているということです。
教育委員会は「片付けが苦手などの生徒の特性の理解が十分でないまま職員が一人で指導を抱え込む中で発生した」「生徒の情報を丁寧に共有することなどで指導を改善したい」としています。