下着を脱がすなど”重大事態”認定の3件のいじめ問題 網走市議会で学校側の対応を質疑 北海道

下着を脱がすなど”重大事態”認定の3件のいじめ問題 網走市議会で学校側の対応を質疑 北海道
HBCニュース北海道 2023/4/11(火) 18:31配信

 網走市内の中学校で、重大事態にあたるいじめが3件あった問題で、11日、網走市議会で教育委員会や学校の対応がただされました。

 「重大事態」と認定されたいじめのうち1件は、2月上旬、1年の男子生徒が、ほかの男子生徒10人に下着を脱がされるなどしたものです。ほかの2件は、去年9月から10月にかけて、女子生徒2人が男子生徒に体を触られたうえ、SNSで性的な写真のやりとりなどをさせられたということです。

 学校は、女子生徒へのいじめを去年11月に把握していましたが、いじめ問題の調査委員会を立ち上げたのは、先月下旬になってからでした。

<市議会での質疑>
網走市教委 岩永雅浩教育長
「学校に捜査機関が『匿名で調査していくので、警察の対応に沿って学校も取り組みを進めてほしい』と」

網走市議会 金兵智則議員
「学校や教育委員会で動けることがあれば、2月上旬のいじめの案件は発生しなかった可能性もあるのではと考えてしまう、警察の調査が入っている段階では、学校や保護者に何の説明もできない状況だったと理解していいのか」

岩永教育長
「基本的にはそのとおり」

先週から新学期が始まり、被害を受けた生徒はいずれも登校しているということです。

市の立ち上げた調査委員会は事実確認を進め、今月中にも2回目の会合を開く予定です。

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