熊本市立小の講師がテスト採点せず「廃棄予定」に 140枚を放置
毎日新聞 2023/11/22(水) 18:02配信
熊本市教育委員会は22日、市立小の担任だった20代の男性講師が、実施したテストの採点や返却をせず、「廃棄予定」としていたことを明らかにした。市教委の調査に講師は「日々の見通しを持ってうまくやれず、失念してしまった」などと説明しているという。
市教委によると、講師は2022年6〜11月、担任だった2年生のクラスで実施した国語や算数のテスト4回分・140枚の採点をせず、教室の棚に放置していた。23年3月末に自分で気づいたものの、「返却する機会がない」として、機密文書を保管する廃棄予定の箱に移していた。
23年9月、廃棄予定の箱に未採点のテストが入っているのに学校職員が気づいて発覚。あらためて採点した結果、児童5人の成績に影響が出たため、21日に成績が上がった5人に訂正した通知表を渡し、謝罪したという。
この講師は現在、別の市立小で教諭を務めている。市教委の担当者は「臨時職員(の講師)だった時の不祥事について、さかのぼって懲戒処分はできない」としたうえで、「一生懸命、学習に取り組んだ児童、その保護者におわびする」と陳謝した。【中村園子】