さいたま市立中のいじめ:傷害容疑など中2男子逮捕 市教委、気付かず 謝罪 /埼玉

さいたま市立中のいじめ:傷害容疑など中2男子逮捕 市教委、気付かず 謝罪 /埼玉
毎日新聞 2012年8月11日(土)12時53分配信

 さいたま市西区の中学2年の男子生徒(14)が傷害や暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕された事件で、さいたま市教委と同校は10日、被害生徒へのいじめが約1年前から続いていたことに気付かなかったと認め、「いじめを見つけられなかったことは本当に申し訳なく思っている」と謝罪した。
 大宮西署や市教委によると、被害生徒は7月12日夕、男子軟式テニス部の活動が終わった後、校舎4階廊下で同部に所属する男子生徒(14)から顔を殴られたり、ズボンや下着を脱がされたりするなどした。13歳の生徒2人も被害生徒の手足を押さえつけた。それらを目撃した別の生徒が保護者に話し、学校に連絡して発覚した。
 学校は6月と11月の年2回、全校生徒を対象にいじめ調査を実施しているが、担任の教諭が回答を見て気になるような記述はなかったと説明。被害生徒(14)は両親に心配をかけたくなかったため、いじめに遭っていることを言い出せなかったといい、発覚後の家庭訪問やカウンセリングで1年前からのいじめを打ち明けたという。
 同校の教頭は「被害に遭われた生徒や保護者には大きな心痛をさせてしまい、もう少し早く気付けたらと残念で申し訳ない。いじめの根絶に向けて学校を改善していきたい」と話した。
 市教委は10日の記者会見で「何かあった時には信頼できる大人に必ず相談してほしい」と子供たちに訴えた。【田口雅士、山本愛】

8月11日朝刊

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