名古屋芸大学長のセクハラ疑惑 文科省も注視「しっかり説明を」
毎日新聞 2024/4/5(金) 18:23配信
名古屋芸術大(愛知県北名古屋市)の来住尚彦学長(63)が複数の女子学生からセクハラ被害を訴えられている問題で、文部科学省が大学に「しっかり説明責任を果たすべきだ」と求めていることが判明した。大学は学生に説明を尽くすとしている。
問題は3月28日に報道され、大学は同日夜に「処分すべきハラスメントが行われたとは認定できない」と調査結果を公表した。来住氏は4月1日付で非常勤講師から学長に就任したが、学生らは非認定とした根拠の説明などが大学からないとして、記者会見して大学を批判している。
文科省は問題を受け、大学に連絡して事実確認などを行っているという。同省大学教育・入試課の担当者は毎日新聞の取材に「ハラスメントの調査や認定はあくまで大学側が行い、文科省が調査することではない」とした上で、「調査結果や認定内容について、被害学生も含め、社会に対して説明責任を果たしてもらいたい。文科省として注視している」と述べた。
一方、名芸大の担当者は取材に「学生を預かっている以上、指摘は真摯(しんし)に謙虚に受け止めたい。まずは学生への説明が第一」としている。
被害を訴える学生らによると、昨年8月に学内でミュージカルの自主練習をしていた際、複数の学生が来住氏から指導として顔や頭をなでられたり、肩を組まれたりした。容姿や外見で人を判断するルッキズム(外見至上主義)に基づく発言を受けた学生も複数いたという。【川瀬慎一朗】