女性6人の着替えを盗撮…ネットで動画販売し25万円の利益、元中学校教諭に懲役5か月執行猶予4年の有罪判決「教師としてあるまじき破廉恥な行為だが社会的制裁も…」被告は「金に目がくらんだ」
ＳＢＣ信越放送 2024/4/4(木) 17:53配信
女性6人の着替えを盗撮したとして起訴された元教諭の男に4日、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、中信地方の中学校の元教諭・中嶌裕次郎（なかじま・ゆうじろう）被告41歳で、起訴状などによりますと、2023年5月、中信地方の施設で女性の着替えを盗撮したとして、県迷惑行為等防止条例違反の罪に問われていました。
長野地裁松本支部で開かれた4日の判決公判で、永井健一（ながい・けんいち）裁判官は、中嶌被告が被害者の顔などにモザイク加工をした上で、盗撮した動画をインターネット上で販売し、25万円の利益を得ていたと指摘。
「被害者の尊厳を顧みない悪質な犯行で、教師としてあるまじき破廉恥な行為」などとする一方で、前科もなく相応の社会的制裁を受けているなどとして、懲役5か月の求刑に対し、懲役5か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
弁護士によりますと中嶌被告は、「金に目がくらんでしまった。教師として申し訳ない」と話していて、控訴はしないということです。
また、被害者6人全員と示談が成立しているということです。