開校以来の全卒業生1万人超の卒業証書授与台帳を紛失…品川区立小、校舎移転で金庫確認せず処分
読売新聞オンライン 2024/6/20(木) 16:13配信
東京都品川区は18日、区立浜川小学校が1934年に開校して以降の全卒業生計1万1145人分の個人情報が記録されていた卒業証書授与台帳を紛失したと発表した。
台帳には卒業生の氏名や住所、進路などが記されている。同校では今年3月、校舎の老朽化で新校舎へ移転する際、中身を確認しないまま、台帳の入った金庫を廃棄業者に引き渡したという。今月11日、行事のために台帳を利用しようとしたところ、見つからなかった。区によると、台帳は業者によって処分されたとみられ、個人情報が流出した可能性は低いという。
区教育委員会は、同校の同窓会や地元町会に謝罪した。今後、学校の記念誌などを参考に台帳の復元を行うという。