体罰3件、国に報告 いずれも文書訓告処分 群馬
産経新聞 2013年3月2日(土)7時55分配信
県教委は1日、3件の体罰を文部科学省に報告したと発表した。
体罰を行ったのは、藤岡市内の県立高校の30代男性教諭(バレーボール部顧問)▽前橋市内の県立高校の40代男性教諭(ラグビー部顧問)▽みどり市内の市立中学校の40代男性教諭(卓球部顧問)−で、いずれも懲戒処分よりも一段階軽い厳重文書訓告処分とした。
藤岡の教諭は昨年4月と12月、校内で部員でもある3年生の男子生徒4人に対し生活指導中に顔を平手などで殴った。
前橋の教諭は昨年7月、別の部活を行う3年生の男子生徒がラグビー部の下級生を非難していると勘違いし、話をしていた校庭で顔を殴ったり腰を蹴るなどした。
みどりの教諭は昨年12月と今年1月、卓球部の2年生男子生徒に対し消極的な試合をしたとして部活動中にラケットで頭をたたいたり顔を平手で殴ったりした。保護者や生徒からの訴えや第三者の通報で判明した。県教委は体罰に関するアンケートを全公立高校を対象に実施しているが、県立高と市町村立校からの報告を受けたうえで体罰かどうかを確認、4月30日までに文科省に2回目の報告を行う。