「手錠をかけた中1少女」を高速道路に放置した中学校教師の非道【平成の凶悪事件】
デイリー新潮 2024/9/8(日) 9:00配信
新しいツールによって、出会うはずのない、あるいは出会ってはならない二人が出会い、悲惨な結末を迎える――SNSの発展によりこうした事件が多発しているが、こうした構図は今に始まったものではない。
いまから23年前の2001年9月8日、一人の男性中学校教師が逮捕された。容疑は逮捕監禁致死である。
男は中学1年生の少女に手錠をかけた状態で高速道路に放置。結果、少女は尊い命を失うことになった。
なぜ男はこんな非道な行為をしたのか。そしてなぜ殺人罪ではなく逮捕監禁致死なのか。
経緯を丁寧に見ていくと、今に通じる問題が多く浮き彫りになってくる。
安易な「出会い」の危険性、行き場のない非行少女たち、彼女らを狙う大人たちのいびつな欲望――(「週刊新潮」2001年9月20日号記事をもとに再構成しました)。