いじめ問題 現場も苦悩の声 県教委、マニュアル作成で緊急会議 奈良

いじめ問題 現場も苦悩の声 県教委、マニュアル作成で緊急会議 奈良
産経新聞 2012年12月21日(金)7時55分配信

 ■SOS把握難しい/保護者も気付かない/初期段階見逃す

 県教委は20日、いじめ問題への対応をまとめた学校現場向けマニュアルを作成したことを受け、県内の教員や市町村教委職員を集めた緊急会議を田原本町の県立教育研究所で開いた。出席者からは「SOSサインの把握は難しい」「保護者も気付かない」など、対応に苦悩する現場の声も聞かれた。

 緊急会議には約430人が出席。マニュアル作成に参加した森田洋司・前大阪樟蔭女子大学長が講演し、いじめの実態把握の重要性を強調。マニュアルの内容を説明した。

 一方、出席者からは「普段おとなしい生徒・児童のSOSサインを把握することは難しい」「学校と家庭の連携が不十分で、保護者も生徒の変化に気付かない」「いじめの初期段階を見逃してしまう」などの意見も出された。

 出席後、御所市立御所中学校で生徒指導を担当する坂口宏仁教諭(39)は「教員間の情報共有が大切であることを改めて考えさせられた。生徒と教員が相互に連絡する生活ノートを活用し、生徒の変化に気付く環境を整えたい」と話していた。

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