車検切れで運転し事故、教諭を市教委が減給6カ月/相模原
カナロコ 2012年12月26日(水)22時15分配信
相模原市教育委員会は26日、車検証の有効期限を過ぎ、自賠責保険が未契約の乗用車を約2年半に渡り運転した上、事故を起こしたとして、同市緑区の市立小学校の男性教諭(45)を減給6カ月(10分の1)の処分にした。教諭は事故後2カ月余りも校長に報告していなかった。
市教委によると、教諭は2009年10月末までだった車検証の有効期限を10年1月までと思い違いをし、車検切れに気付いた後も手続きを放置。今年4月27日午前、同市中央区の交差点で区内に住む高校1年の男子生徒の自転車と衝突事故を起こし、左肩打撲など2週間のけがを負わせた。
教諭は5月下旬に同署から車検証の提出を求められ、車検切れなどを申告。その間も学校へ報告せず、6月までに生徒側と示談を終えていた。7月になって一連の事案を校長に報告した。教諭は11月に運転免許取消処分、12月に罰金40万円の略式命令を受けた。
市教委は「教師としてあってはならないこと」と説明。今後について「不自然な言い訳を繰り返し、教師の資質も疑わざるを得ない。3学期の勤務は校長と協議する」とした。