強豪高相撲部顧問が体罰、暴行容疑で書類送検へ
読売新聞 2013年1月30日(水)11時32分配信
兵庫県洲本市の柳学園高校の男性教諭(34)が、顧問を務めている相撲部の男子生徒(18)の顔や頭を殴ったとして、洲本署が教諭を2月1日にも暴行容疑で書類送検する方針を固めたことがわかった。
教諭は昨年10月に減給3か月の懲戒処分を受け、同部の指導を外れている。
捜査関係者によると、教諭は2011年12月、女子生徒をからかった男子生徒を注意する際、顔を平手で殴り、昨年7月には、後輩部員を投げ飛ばすなどした男子生徒を注意するために寮で話し合った際、男子生徒の後頭部をたたいた疑いが持たれている。教諭は容疑を認めているという。
男子生徒が昨年9月、同署に被害届を提出。教諭は同高の調査に対し、2件の体罰を認めていた。男子生徒は昨年11月、転校した。
同部は国体やインターハイに出場したことがある強豪。同高校を運営する学校法人柳学園の山口雄治専務理事は「体罰はあってはならないこと。今後は教員の指導力の向上に努めたい」としている。