対応グダグダ…橋下氏、柔道連盟を酷評 「桜宮高は柔道界のような状態にはしない」
産経新聞 2013年1月31日(木)19時40分配信
ロンドン五輪代表ら柔道の国内女子トップ15選手が園田隆二代表監督らの暴力行為を告発した問題で、大阪市立桜宮高校の体罰を調査している橋下徹市長は31日、園田氏を戒告処分にした全日本柔道連盟について「対応がグダグダ。こんなことでは何も変わらない」と酷評した。
橋下市長は園田氏らの暴力行為について「勝つために厳しい指導を受け入れてきた日本社会の象徴」と表現し、「スポーツの現場でなければ完全な暴行であり、許されない。柔道連盟は、ことの重大性を認識していない」と批判した。
その上で「多少の混乱はあるかもしれないが、桜宮高校は柔道界のようなグダグダな状態にはしない」と述べた。
同校では昨年12月、男子バスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が体罰後に自殺。橋下市長は「体罰を黙認した学校の伝統を断ち切る」として、市教委に要請して同校の体育系2科の入試募集を中止させた。