体罰・下腹部触る・バイト…教諭ら3人懲戒処分
2013年2月21日17時52分 読売新聞
千葉県教委は20日、体罰や生徒の下腹部を触ったなどとして教諭ら3人を懲戒処分にした。
発表によると、県立茂原樟陽高校の男性教諭(56)は昨年4月、非行のあった1年男子生徒が個別の指導を受けていた際、生徒が無断で教室を離れたことから左頬を平手打ちし、1週間のけがを負わせた。茂原署に被害届が出され、教諭は昨年11月、一宮簡裁から傷害罪で罰金10万円の略式命令を受け、納付した。県教委は戒告処分とした。
教諭は2002、03年にも、授業に遅刻した生徒をたたくなどの体罰で県教委から文書訓告の指導を受けていた。教諭は「軽率な行為で、生徒に迷惑をかけた」と話しているという。
また、県立我孫子特別支援学校の主任介助員の男性職員(60)は停職1か月、県立佐倉東高校の男性教諭(57)は減給1か月(10分の1)の処分を受けた。
男性職員は、昨年10月1〜5日、スクールバス内で中学部の男子生徒の下腹部を触った。今年1月に同校でセクハラに関する調査が行われ、保護者と生徒からの指摘があり判明した。男性職員は「わいせつな気持ちではなく、人間関係づくりの悪ふざけで触ってしまった」と話しているという。
佐倉東高の男性教諭は、2010年4〜12月、小中学校時の同級生が店長だった同高校近くの作業用品店でアルバイトをし、約60万円を受け取った。定時制のため同高校では午後からの勤務で、同店では主に火曜〜金曜の午前に2時間程度働いていたという。