「柔道で障害」訴訟、和解…元部員に1億円
読売新聞 2013年3月28日(木)13時57分配信
柔道講習中の事故で重度の意識障害が残ったとして、私立金光大阪高校(大阪府高槻市)の元柔道部員・高瀬啓太さん(21)と家族が、学校法人関西金光学園と、講習会を主催した大阪府柔道連盟、財団法人全日本柔道連盟などに計約4億円の損害賠償を求めた訴訟は、元部員に同学園と府柔連などが計1億円を支払い、事故防止に努めることを条件に27日、大阪地裁(佐藤達文裁判長)で和解した。
全柔連は和解に応じず、29日に判決が言い渡される。
高瀬さんは同高1年だった2007年7月、課外活動で講習会に参加。模範演技後に倒れ、急性硬膜下血腫と診断された。訴訟では、講習会前に体調不良や頭痛を柔道部顧問らに訴えていたのに、学校は見学させるなどの配慮をせず、主催者もけが人への対応を怠った、と主張していた。
和解成立後に記者会見した母親の典子さん(47)は、「重い障害を負った息子は人生を狂わされた。柔道界全体で安全対策に取り組んでほしい」と話した。