学長に「感情的」メールで解雇…元准教授が提訴
読売新聞 2013年4月6日(土)17時55分配信
千歳科学技術大(北海道千歳市)を解雇された元准教授の男性(47)が5日、解雇は無効として、地位確認や慰謝料などの支払いを求め、札幌地裁に提訴した。
訴状によると、男性は2012年9月に同大に採用されたが、川瀬正明学長らに中傷を含んだメールを送ったなどとして、今年2月に「教育者及び組織人としての適格性に欠ける」との理由で解雇された。
男性は取材に対し、川瀬学長に退学・休学者対策について「もっと責任感をもってください」などと感情的な表現を使ったメールを送ったことは認めた上で、「中傷の意図はなかった。解雇にあたり、学則で必要とされる教授会の審議を経ておらず手続きも不当だ」と主張している。一方、同大は「解雇は正当な行為と考えている」として、裁判で争う意向を示した。