中学臨時職員が教材費横領 浦添市

中学臨時職員が教材費横領 浦添市
沖縄タイムス 2013年4月15日(月)9時42分配信

 【浦添】浦添市内の中学校で昨年3月、生徒から集めた教材費を臨時職員の女性が使い込んでいたことが発覚、その後当時の校長と教頭が一部を肩代わりしていたことが14日、沖縄タイムスの取材で分かった。市教育委員会によると、業者に未払いの教材費が約600万円あることが分かり、不正が発覚した。臨時職員は約380万円を生活費や奨学金返済に充てたと話しているという。問題発覚から約13カ月がたつが、市教育委は問題を公表していない。
 臨時職員は2009年4月から12年3月まで同中学に勤務。臨時職員が使い込みを認めたことから、校長、教頭、臨時職員の3人で約600万円を工面し、業者に支払った。この際、校長と教頭は、臨時職員に「借用書」を書かせ、将来的な返済を約束させたという。
 学校の会計管理事務は通常、教頭が担当するが、同校では教頭が体に不調を抱え、臨時職員に任せていたという。校長と教頭はいずれも4月、浦添市内の別の学校へ異動。同職員は12年3月で退職している。
 学校側は昨年7月末、浦添市教育委員会(津波清教育長)に問題を報告。市教委は、校長や臨時職員に数回、事情を聴取し、今年3月下旬に浦添署に相談した。今月5日には松本哲治市長に報告した。市長はその後、現教育長を教育委員会委員に再任命したい考えを市議会に伝えている。
 沖縄タイムスの取材に市教委は「教材費を簡単に立て替えたのは問題。金銭管理の徹底をあらためて各校に伝えたい」としている。松本市長は事実の公表について「必要であれば考える」とコメント。その上で「市教委は学校に聞き取り調査をして警察にも相談している。教育長の対応は妥当だったと思う」として、現教育長の再任命方針は変えない考えを示した。

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