湯河原中の男子生徒自殺:来月末までに報告書 町教委、第三者委設置条例も /神奈川

湯河原中の男子生徒自殺:来月末までに報告書 町教委、第三者委設置条例も /神奈川
毎日新聞 2013年5月30日(木)11時9分配信

 湯河原町立湯河原中学校2年の男子生徒が4月に自殺した問題で、町教委は29日、6月末をめどに最終報告書をまとめる方針を明らかにした。いじめが発覚した際、第三者の調査委員会を設置できるようにする条例を制定することも決めた。
 29日の町教委定例会で町教委事務局が、4月21日に設置された「支援対策本部」による原因究明のための調査、分析について経過を説明した。また、「いじめに関する調査委員会設置条例案」を町議会に提出することが承認された。
 篠原通夫教育長は「いじめと自殺の因果関係について、必要があれば第三者委員会を設置する」と表明している。条例制定について町教委学校教育課は「今回の問題で第三者委員会を設置するためのものではなく、(同様の問題が起きた時に)いつでも第三者委員会を設置できるようにして、スムーズに対応するためのもの」と説明。今回の問題に関しては「最終報告書がまとまらない段階では設置するかも含め未定だ」と話している。【澤晴夫】
5月30日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする