「レポート出さぬと命はない」教授メールに騒然
2013年6月21日12時03分 読売新聞
徳島大の50歳代男性教授が17日、工学部1年生の必修科目を受講する約200人に誤って「レポートを出さないと命はない」とのメールを一斉送信していたことがわかった。
学生から連絡を受けた大学は18日、全員におわびのメールを送るとともに、教授が受講生一人ひとりに電話して謝罪している。
大学によると、教授は17日、60歳代男性特任講師に受講生へのメールの送信方法を尋ねられ、自分の研究室で大学のパソコンを操作しながら説明していた。
メールは授業名を選択し、本文を入力して「登録する」をクリックすると、受講生に一斉送信される仕組み。教授は大学のサーバーに保存されるだけと勘違いしており、「登録する」を3度クリック。17日午後4時52〜53分の間に3回、送信された。
受信した学生らが簡易投稿サイト「ツイッター」で「殺人予告がきた」などとつぶやき、ネット上で騒ぎになった。
教授は「不適切だった。学生に申し訳ない」と謝罪し、大学も「再発防止を徹底したい」としている。