(朝鮮日報日本語版) セクハラ事件相次ぐ高麗大、処罰強化を検討

(朝鮮日報日本語版) セクハラ事件相次ぐ高麗大、処罰強化を検討
朝鮮日報日本語版 2013年8月5日(月)11時24分配信

 韓国を代表する名門私立大学、高麗大学で教授や学生が関与したセクハラ事件が立て続けに3件発覚した。学校のイメージ低下を懸念した大学側は、セクハラの加害者に対する処罰を大幅に強化することを検討している。

 高麗大は4日、保健科学部の教授が今年6月に女子学生にセクハラを行った疑惑が浮上し、懲戒委員会に回付したと発表した。同教授は進路相談や研究活動の際、複数の女子学生の体を不適切に触った疑いが持たれている。

 これに先立ち、同大学経営学科の教授がソウルの映画館で腕時計に装着した小型カメラを使い、後ろに座っていた女性のスカートの中を盗撮した容疑で立件された。警察の事情聴取の結果、同教授は大学内でも女子学生の体の一部を盗撮していたことが明らかになり、今月1日付で辞職した。また、先月31日には休学中の男子学生が女子学生3人にセクハラを行い、19人の体の一部を盗撮した容疑で立件されていたことが発覚した。

 高麗大では、医学部の学生らが2011年、酒に酔った同期の女子学生にセクハラを行った罪で起訴され、実刑判決を受けた。大学側は一向になくならないセクハラ事件に戸惑いを隠せずにいる。

 同大学の関係者は「一度でもセクハラ事件を起こした加害者をすぐに学校から追放することを検討している。加害者を処罰してもすでに傷ついたイメージの回復は困難だ」と語った。学生たちも不安を訴えているという。

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