体罰教員 感情を爆発、重傷も

体罰教員 感情を爆発、重傷も
産経新聞 2013年8月10日(土)7時55分配信

 骨折や鼓膜損傷、前歯欠損…。文部科学省が9日に公表した体罰の実態調査では、部活動や授業中などに、教諭らが一時的に感情を爆発させた結果、ときに子供たちに重傷も負わせる様子が浮かび上がった。 

 平成23年8月、宮崎県の県立高校の柔道場に大きな怒声が響き渡った。が実技指導中に返事をしなかった1年生部員の態度に腹を立て、顔面を平手で激しく3回たたいた。生徒は左耳の鼓膜が破れ3カ月の重傷を負った。教諭は昨年9月までにほかの部員にも10回以上体罰を加えた。

 教諭は県教委の事情聴取に対し「体罰ではなく指導の一環だ」と説明。教諭は遠征費十数万円を使途不明にするなど不適切な会計処理もあったとして懲戒免職処分となった。

 高校や中学ではこうした部活動中の体罰が目立つ。も今年1月、1年生部員を指導中、左腕を蹴って骨折させた。別の部員には、胸を突こうとしたバットが顔に当たり、唇を切る2週間のけがと前歯1本の一部を欠損させた。講師は「選手を強くしたかった」と釈明。停職6カ月とされた。

 同じ教諭が常習的に体罰を行うケースも少なくない。埼玉県では、が1年以上にわたり、校内や修学旅行先で、8人の生徒に対し、足を蹴るなどの体罰を行った。別の生徒4人にも脅すような発言をする不適切な指導を行い、停職3カ月の処分。過去にも2度の懲戒処分を受けていた。

 言葉で生徒を言い聞かせられなくて、つい手をあげてしまう事例も数多い。長野県の公立中学では、講師が清掃時間中、男子生徒に漫画本の提出を拒否されたため、生徒を投げ落として漫画本を没収した。生徒は足を打撲し、講師は減給3カ月の処分を受けた。

 佐賀県では、公立中学の非常勤講師が、指示を聞かず、席を離れて私語を繰り返し、紙飛行機を飛ばして授業を妨害した生徒の顔を平手で1回たたいた。けがはなかったため、講師は厳重注意とされた。

これ、前半3件は普通に傷害事件で、後半2件を体罰と捉えるべきですね。
でもって後半2件の何が悪いのかさっぱりわかりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする