富山の小学教諭 懇親会の後で飲酒事故
2013年9月19日 読売新聞
富山県砺波市の市立小学校の男性教諭(48)が18日未明、同市内で飲酒後に車を運転し、単独事故を起こしていたことが分かった。
県警は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで捜査している。砺波市議会の総務文教常任委員会で同日、舘俊博教育長が明らかにした。
捜査関係者によると、教諭は同日午前1時20分頃、砺波市宮村の市道で車を運転中、電柱に衝突。病院に搬送され、入院したが、軽傷とみられる。同署員が現場に駆けつけた際、教諭は酒臭かったことから、県警は飲酒運転とみている。単独事故だったことなどから逮捕せず、任意で調べる方針だ。
舘教育長は18日の委員会の冒頭、自ら発言を求め、「男性教諭が飲酒後に車を運転し、電柱にぶつかる事故を起こした。詳しい事実関係を調査している」と報告。「校長会などを通じ絶対に飲酒運転をしないよう粘り強く指導してきたが申し訳ない。改めて教職員の自覚を促す指導をしたい」と述べた。
川岸勇委員長は本紙の取材に「子どもたちの模範となるべき教諭が(飲酒運転で)事故を起こしたのだとしたらあるまじきこと」と語った。
関係者によると、男性教諭は事故前日の17日夜、砺波市内の居酒屋で、学校行事後に開かれた教職員の懇親会に出席。その後、一人で車に乗り同市内の自宅に向かったとみられる。
県教委は「市教委からの報告を受け、飲酒運転の事実があれば厳正に処分する」としている。砺波市教委は本紙の取材に対し、事実関係を認めた上で「学校が詳しく調べている」と対応。同校は「校長も教頭もいなくて対応できない。詳しくは市教委に聞いてほしい」とした。